篆書体(てんしょたい)について 戻る進む 閉じる

篆書体にこだわっています。

当店はお客様にご満足頂けるよう、最大限お客様のご意向に沿った印鑑作りを致します。
しかしながら、明らかに間違った表現になる場合は、文字に関わるプロとしてご提案をさせていただきます。

「しめすへん」を例にご説明いたします。
「福」という文字は、常用漢字の「福」と旧字体の「av、両方の文字が使われています。

しかし篆書体では「示」という形の「avのみになります。
その理由は、「avも「福」も元は同じ文字だったからです。

篆書体は現代使用している文字の祖先にあたるもので、約2000年前、紙や筆が発明されるよりも前に、獣骨や亀甲などに彫って使用した文字です。その文字が筆記用具の発展ともに、徐々に現代の楷書体に変化し、その中で常用漢字・旧字体という区別も出来ました。こうして枝分かれした文字も、元をたどって篆書に帰れば同じ文字になるのです。

篆書体で印鑑を作るということは、約2000年前の表現方法であなたのお名前を彫ると言うことなのです。
どうです?ちょっとしたロマンを感じませんか?

尚、どうしても現代の文字「福」で彫りたいという場合は、古印体をお勧め致します。

また、篆書体には今の文字と大きく形の異なる文字が多くあります。
以下に代表的な例をいくつか挙げてみました。
中でも「母」なんて、全く読めませんよね(^。^)
子供におっぱいをあげているのを意匠化しているのですが、わかりますか?
また、「くさかんむり」の真ん中が切れた表現のルーツが良くわかります。

逆に今の文字とほとんど変わらない文字も多数存在します。出来上った印鑑を見てガッカリしてしまいそうですが、モノは考えようです。

2000年前と変わらない文字なのです。ず〜っと、昔から使われている文字なのです。ある意味完成された究極の文字と言えるのかも知れませんね。
これまた感慨深いものがありますよね。

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